「自分に厳しい人間≒成功者」
みなさんこんなイメージがあるかと思います。
私もそのイメージを持っています。
ではなぜ、自分に厳しいと成功できるのでしょうか。
私の中の回答としてはこちらです。
「成功するための行動(努力)に時間を投資できる」
これに尽きると思います。
自分に厳しくすることさえできれば、私も含めいま悩んでいたりくすぶっている人たちの大半は救われるでしょう。
結局、自分に厳しくできないから悩んでいるのでしょう。
なぜ、自分に厳しくできないのか。
そもそも自分に厳しくない人は絶対に成功できないのか。
そもそも成功ってなんのか。
今回はここらへんを中心にお話ししていきたいと思います。
そんな私は地方銀行を10年程勤めた自分に甘いよわよわ元銀行員で、一念発起でIT業界へ転職した者です。
目次
自分に厳しくできない理由
まず最初になぜ自分に厳しくできないのかを挙げていきます。
自分に自信がない(どうせダメだと思っている)
これは一番の理由かもしれません。
「自分に自信が無い」という理由です。
どうせ自分はダメなんだ。
努力したってどうせ成功できない。
こんなマインドがあるせいで、自分に厳しくできません。
自分に厳しくして成功した体験が無いので(あまりにも少ないから)、途中で必ずと言っていいほど挫折(元の自分に戻ってしまう)してしまいます。
辛いことはしたくない(休みたいと思ってしまう)
自分に厳しくする≒辛いことをする
こんなイメージがあると思います。
そもそも辛いことをしたくない。
なぜ辛いことをしないといけないのか。
このマインドも多いと思います。
できるだけ辛いことをせず、楽しくゆったりとほがらかに生きていきたいですよね。
これが本音でしょう。
今の幸福を捨てる感覚になる
これは「辛いことはしたくない」理由と似ているかと思います。
頭では、自分に厳しくできると成功する確率は上がることは分かっています。
しかし、将来の成功(幸福)のために現在の幸福を捨てて辛いことだけに注力できる人間はそう多くありません。
将来の成功(幸福)も大事ですが、現在の幸福も大事です。
結局、自分に厳しくすると現在の幸福を捨てる感覚になるので頑張れないのです。
つまり、トレードオフをしたくないのです。
それでいて、トレードオフではない現在も未来もどちらも幸せになれる方法がないのかなと甘ったれた考えをしてしまいます。

自分に厳しくしないと成功できないのは本当なのか?
冒頭で「自分に厳しい人間≒成功者」と書きましたが、果たして本当なのでしょうか。
確かに自分に厳しい人の方が成功者の割合は高いかもしれません。
しかし、自分に厳しくない人間が成功しないとは言い切れません。
「自分に厳しくする」という方法以外にも最近では「セルフコンパッション」という方法で成功に向かって進んでいる人も多いようです。
米国テキサス大学のクリスティン・ネフ准教授が提唱する「セルフコンパッション」とは、「self=自分自身」と「compassion=思いやり、慈悲」を合わせた言葉です。
「愛する人に対する思いやりや、労りと同じ気持ちを自分自身にも向け、状況に関わらず自分を素直に受け入れること」と説明しています。
つまり、自身の「強み」や「弱み」を認め、どんな状況下でも「ありのままの自分」を肯定的に受け入れることです。
セルフコンパッションは、フィジカルとメンタルの良好さ(ウェルビーイング)両方に影響を与えることが学術的にも証明されており、ストレスや不安に捉われず困難を乗り切る力として、ビジネスシーンでも重視されています。
「セルフコンパッション」とは?自分自身に対して思いやりを持ち現実と向き合う力を養う|Well-Being Workers
いわゆる自己肯定感を高めていく方法です。
近年スポーツの世界では、これまでは監督やコーチから厳しい指導が当たり前で人と比べながらそれに耐えれる人だけが生き残れる世界だったかもしれないですが、今の時代は人と比較するのではなく自分という人間を信じて挑戦し続けれられるかというマインドが重要になっています。
これはビジネスの世界でも同じ傾向かと思います。

成功って何?
「自分に厳しくする」とか「セルフコンパッション」など言ってきましたが、それはすべて成功するためです。
誰しもが当然に成功したいと思っています。
周知の事実です。
失敗よりも成功が良いに決まってます。
「失敗は成功のもと」、「成功に必要な失敗」など結局は成功したいのです。
唐突ですが、成功するとはなんでしょうか。
どんな状態なのでしょうか。
言葉としてはこんな意味です。
「成功」とは
物事を目的どおりに成し遂げること。「失敗は—の母」「新規事業が—をおさめる」「実験に—する」
物事をうまく成し遂げて、社会的地位や名声などを得ること。「写真家として—する」
言葉の意味にもあるとおり、私としては
「自分がこうしたい、ああしたいと思うことを成し遂げる、達成できる」ことが成功だと思います。
「自分がこうしたい、ああしたいと思うこと」は1回だけではありません。
生きている限りその思いは無限に出てくると思います。
その想いを都度叶える、達成していくことが成功し続けることだと思います。
自分がこうしたい、ああしたいという想い・希望は自分の中から沸き上がった感情です。
その自分の想い・希望というのは人と比べてもしょうがないです。
むしろ比べようがないです。
なので「成功」や「失敗」も人と比べてもしょうがないのです。
人と比べるから「自己肯定感」が下がるのです。
- 「自分に厳しくする」のは「自己肯定感」が低い(どうせ自分はだめなんだと思っている)からかもしれません。
- 「自己肯定感」が高ければ(自分の強み・弱みすべてを受け入れたうえで自分に価値があると自信を持っている)自分に厳しくしなくても前向きに挑戦できるでしょう。
だからこそこれからの時代は「自己肯定感」を高めるための「セルフコンパッション」が必要なのかもしれません。

さいごに
「自分に厳しくすること」、これを否定するつもりもないですしむしろ必要なことかと思います。
ただ、人と比べながら自分に厳しくしてしまうと、疲弊し自信を無くしていき(自己肯定感を下げていく)しまいには自分に厳しくできない自分を責める状態になってはいけません。
私もですが人と比べて、人を基準にして頑張ろうとしてしまうのが良くないです。
結果的に自分の自信を無くしてしまうだけです。
「自分に厳しくする」のであれば他人基準ではなく自分基準にしましょう。
そしてそれよりも最初にやるべきは、「自己肯定感」を上げていくことが必要です。
「自己肯定感」の高い人間が「自分に厳しく」行動していたら、それは最強です。
成功者でしょう。
何度も言うようですが、まずは「自己肯定感」を上げていきましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。