虫歯予防のため僕の子ども(5歳、3歳)は定期的(3ヵ月に1回程度)に歯医者さんで「フッ素塗布」をしています。
「子ども医療費助成受給者証」を提出すれば毎回無料でした。
最近、引っ越しをして違う歯医者さんで同じように「フッ素塗布」をしようとしたら有料とのことで、その場は一旦辞めました。
そのとき歯医者さんの方はこんなことを言っていました。
フッ素塗布は予防治療で本来保険が適用されないのですが、歯医者によって保険を適用していたりするところもあるんですよ
それを聞いて思ったことは一つです。
「保険が適用された方が無料だし良いのでは?」
ということで、今回なぜ同じ治療でも歯医者によって料金が異なるのかが不思議で色々と調べてみました。
疑問
フッ素塗布の料金は無料なの?有料なの?その理由は何なのか?
先にこれだけはお伝えしておきます。
僕は歯科医でもなんでもなくただの一般の受診者ですので、詳細な料金や各種情報等は各歯科医院等にて確認のうえ自身の判断で歯医者さんを選んでください。
そして先に結論です。
結論
- フッ素塗布は「治療」ではなく「予防」のため、基本的には保険適用されず自費診療となる
- 例外的に保険が適用される場合もある
- 「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所(か強診)」に認定されている歯医者さんは毎月フッ素塗布しても保険適用される
今回色々と調べるにあたって、様々な見解が各歯科医院やクリニックのサイトにて掲載されていたのである程度まとめてみました。
歯医者選びの参考にしてください。
参考までにフッ素が良い理由も書いておきます。
- 虫歯になりかけた初期の歯を元に戻す作用がある
- 虫歯菌が出す酸の生成を抑制する
- 虫歯になりにくい、強い歯の質になる
フッ素を塗ったからといって虫歯にならないわけではありません。
まずはフッ素が入った歯磨き粉を使用して毎日の歯磨きをきちんと行うことが重要です。
こちらの商品は僕も使用している歯磨き粉です。
ジェルタイプはフッ素が長く口腔内に残るのでおすすめです。
ミント味はフッ化物高濃度配合品(1450ppmF)なので、6歳未満の子どもには使用を控えましょう。※製品情報サイトより
フッ素塗布は基本的に保険適用外
フッ素塗布は基本的に保険適用外となり自費診療となるそうです。
色々と調べた各サイトはこちら。
フッ素塗布は、虫歯予防の目的で健康な歯に行う場合、病気に対する「治療」ではなく「予防」という扱いとなるため、保険が適用されず、自費診療となります。
フッ素塗布は保険適用外。
予防のフッ素に関しては保険では一切認められておりません。ですから、本来どの医院で塗布しても自費で有料のはずです。
料金の目安も様々だそうです。
保健適用外とはいえ数万円という高額になるようなことはなく、おおむね500円~3,000円程度。むし歯の治療を兼ねていた場合や、初期虫歯に対する塗布などは保険適用になるケースもあります。
出所:SheepMedical Technologies株式会社|【フッ素塗布】子供にフッ素はいつから?料金や虫歯予防効果を持続させる方法・頻度も紹介
ミント味はフッ化物高濃度配合品(1450ppmF)なので、6歳未満の子どもには使用を控えましょう。※製品情報サイトより
例外的に保険適用となる場合
13歳未満の子どもで虫歯があるケースの場合は、保険適用が可能だそうです。
フッ素塗布については原則、自費診療となります。ただし、13歳未満のこどもでむし歯予防の指導を継続的に受けていてもむし歯があるケースにかぎり、保険を適用可能です。
具体的には、歯科医院でむし歯予防の指導を継続的に受けていることを前提とした上で、
・0~4歳で乳歯に1本以上むし歯がある
・5歳~7歳で乳歯に3本以上、永久歯に1本以上むし歯がある
・8~10歳で永久歯に2本以上むし歯がある
・11~12歳で永久歯に3本以上むし歯がある
上記がフッ素塗布の保険適用の条件となります。
上記の条件と同様のケースでの保険適用なのかが不明ですが、フッ素塗布自体が保険適用と記載されているクリニックもありました。
フッ素塗布の料金は、保険適用にて対応させて頂いております。
他にも保険適用しているのか、企業努力で無料にしているのか不明なケースもありました。
フッ素塗布の費用は歯医者さんによって違います。一般的に、小児では1回につき数百円から1,000円程度の、安価な設定となっていることが多いです。当院では、小児のフッ素塗布は基本的に無料で行っております。
ミント味はフッ化物高濃度配合品(1450ppmF)なので、6歳未満の子どもには使用を控えましょう。※製品情報サイトより
「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所(か強診)」に認定された歯医者さんが良さそう
まずはその理由から。
理由
保険適用でフッ素塗布を毎月行うこともできるからです。
「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所(か強診)」については以下のとおりです。
「かかりつけ歯科機能強化型診療所」とは、子どもから高齢者まで生涯にわたるむし歯や歯周病などの歯科の診療はもちろんのこと、医療・介護などの幅広い知識を持ち、地域医療を担う歯科医院のみ認定される制度です。(通称、「か強診(かきょうしん)」という略称で呼ばれています。)
厚生労働省が定めた基準を満たした医院が「かかりつけ歯科機能強化型診療所(か強診)」の認定を受けることができるそうです。
認定されている医院は全国でも10%にも満たず、どの医院でも認定されるわけではないとのこと。(※厚生労働省/平成30年度診療報酬改定資料 歯科医療 かかりつけ歯科医の機能の評価 P13より)
認定されている医院ではこんな感じでアピールしています。
かかりつけの歯医者 に認定されている当院では、子供だけでなく大人も毎月フッ素塗布に健康保険が適用されます。予防歯科 と合わせて、フッ素塗布を同時に行うことで、虫歯に非常に強い歯を作ることが可能になります。 保険適用で毎月こういった施術ができるのは かかりつけ認定ならではです。
保険適用でフッ素塗布を行う場合は、通常3ヵ月の間隔をあけないと駄目ですが、かかりつけ機能強化型歯科診療所では、毎月行うことができます。
かかりつけ歯科機能強化型診療所(か強診)を探す場合はこちらのサイトが便利です。
ミント味はフッ化物高濃度配合品(1450ppmF)なので、6歳未満の子どもには使用を控えましょう。※製品情報サイトより
まとめ
いかがでしたでしょうか。
歯医者さんでのフッ素塗布の料金は無料なのか有料なのか、そしてその理由は何なのかについて、整理してみました。
改めてこちらです。
- フッ素塗布は「治療」ではなく「予防」のため、基本的には保険適用されず自費診療となる
- 例外的に保険が適用される場合もある
- 「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所(か強診)」に認定されている歯医者さんは毎月フッ素塗布しても保険適用される
今回調べてみたうえで、僕は「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所(か強診)」に認定されている歯医者さんに行こうかなと思います。
皆さんもこの記事を参考にしてみてください。
僕は歯科医でもなんでもなくただの一般の受診者ですので、詳細な料金や各種情報等は各歯科医院等にて確認のうえ自身の判断で歯医者さんを選んでください。
歯医者さんでのフッ素塗布も大切ですが、毎日の歯磨きがしっかりできていてこそ効果があります。
フッ素入りの歯磨き粉を使って健康な歯を保っていきましょう!
ミント味はフッ化物高濃度配合品(1450ppmF)なので、6歳未満の子どもには使用を控えましょう。※製品情報サイトより