どうも、金太郎飴マンです!
前回は最終面接時のお話しを書きました。
最終面接には合格したものの、
まだ「面接」があるとのこと。
それを終えないと内定にはならないとのこと。
非常に不安な気持ちを持ちながら
その面接に挑んだ模様と
退職交渉および最終出社日の状況などについて、今回お話します。
前回記事はこちらです!
では、早速行きましょう!!
最終面接後の面接
「最終面接後の面接」
これは何だったのかというと、
年収や勤務時間、勤務場所などの各種労働条件を確認する面接
でした。
その面接で提示された条件に合意して
やっと「内定」となります。
やっと「内定」
正直、条件提示の際の面接も
本当に「内定」が出るのか不安で不安で
年収ダウンもある程度覚悟してたので、
そのときは「はい!、はい!、なんでもやります!
頑張ります!」みたいな感じで勢いで
対応しちゃいました。
希望年収や希望職種は
入社してから目指していこう
という想いが強かったので、
まずは入社することを最初の目標にしてました。
最初から異業種転職で、希望通りいくはずがないと
思っていたので覚悟はしてました
(ただ、転職してみて改めて実感するのは、
・毎月の手取りが下がったこと
・転職先の新入社員とレベル感が同じで辛いということ
です。転職できて良かった反面、今はまぁまぁしんどいです(笑)
※転職後の今の気持ちも後日アップしたいと思います)
ということで、
その面接が終わりやっと内定を
正式に頂きました!
そしてキャリアアドバイザーからも
その日にご連絡を頂き、
「退職交渉マニュアル」を参考に進めてくださいとのこと。
職場には正直に言うしかないし、それが礼儀だと思っていたので
マニュアルなんて存在しないだろうと考えてましたが、
退職交渉用のマニュアルというのが存在しました。
どんな内容が書かれているのか
気になると思うので、
その退職交渉用のマニュアルを一部お見せします。
〈退職意思の伝え方〉
- まず、直属の上司に口頭で伝えましょう
- 退職理由は「一身上の都合」にしましょう
- 転職先の会社名は絶対に言わないようにしましょう
- 退職する強い意志を貫く気持ちを持ちましょう(ワンポイント知識)
労働者は、労働契約に期間の定めがある場合を除いていつでも退職の申し出をすることができ、申し出から2週間経過したところで退職の効果が発生します。(民法第 627 条1項)
この2週間というのは、円滑に業務の引き継ぎが行なわれるように設けられた期間で、労働者はこの間労務を提供する義務があります。
ただし休みをとっても給料が全く減らない完全月給制など期間により報酬が定められている場合は、退職の申出をその期間の前半までに行わなければなりません。(民法第627条2項3項)「退職願」を提出すると、民法では 2 週間経過すれば退職の効力が発生しますが、円満に退職するため、就業規則に沿った形で退職交渉を進めて頂いたほうが無難です。事前に就業規則を確認しておきましょう。
〈高い可能性で円満退職できる理由の例〉
- 家庭の事情で退職
- 体調不良のため
- 知人から紹介された会社を手伝う
その他「退職願」の書き方など諸々ありました。
これが私の正直な気持ちでした。
マニュアルには上記のように書いてありますが、
例え円満退職にならなかったとしても、
当初どおり正直に自分の想いを上司にぶつけて
退職する意向をお伝えしよう!
と決心しました。
翌日職場に報告
いつもより早く出社し、
あまり周りがいないのを確認し、
始業前に上司にご相談がありますとお声掛けをして
応接室的な個室に移動しました。
転職を理由に退職したい意向を伝えました。
上司は非常に戸惑っていました。
状況を整理できていない状況だったと思います。
自分の年齢も30代ということもあり、
恐らく辞めないだろう(辞めれないだろう)と
上司も考えていたと思うので、予想以上に
困惑していました。
そのときの上司のリアクションを見て、
非常に複雑な気持ちになりました。
というのは、
すんなり受け入れられるより、困惑されて引き止められる方が
自分が求められていたことを実感でき嬉しさもありますが、
一方で申し訳無さも非常にあります。
そして、上司からの質問攻めが始まります。
転職先から内定をもらったこと、
なぜ転職しようと思ったのか
今の職場に不満があったのか、
どこに行くのか、などなど
私は噓無く正直に答えました。
というのも上司は好きでしたし、比較的言いたいことは
言える関係性だったと思うので。
この状況を前にして、あのマニュアルのような回答は
私には無理でした。
(心が痛くなります。)
色々と突然で一定程度困惑はされていますが、
上司も概ね了承して頂いたと思います。
というのも、
上司も、私ぐらいの年齢だったらぶっちゃけ転職も
考えるとのお話も頂いたので。
ちなみに私の転職動機はこの記事を見てください。
ということで、
上司は一旦頭を整理させて欲しいとのことで終わりました。
退職時期、有給取得などの各種交渉
退職することについては、
ある程度引き止めもありましたが、
なかば諦められている感じもあったので、
上司もそのまた上司も了承して頂けました。
そして、退職日までのスケジュール感を下記のとおり伝えました。
※あくまで希望なので有休は取れないだろうなと覚悟していたので、
まずは希望のスケジュールを伝えて相手の出方を見ようと思いました。
退職意向連絡日
X月1日
退職日
X+1月末日 ※辞めると伝えてから約2ヵ月後
最終出社日
X月25日 ※辞めると伝えてから約1ヵ月後
有給取得期間
X月26日~X+1月末日 ※辞めると伝えてから約1ヵ月間
上司のリアクションはやはり、芳しくありませんでした。
色々と上記条件から色々と交渉がありましたが、
結論から言うと、
希望通りのスケジュールとなりました!(ただ、円満退職ではなかったと思います、、、笑)
退職交渉において自分の中で妥協できるものと妥協できないものは
下記のとおりでした。
妥協できるもの
有休は最悪取れなくても、辞めれるなら良いかなとも考えていました。
ただ、有休が40日以上残っていたことも踏まえると、
有休も取得せず最後の最後まで会社に奉仕するのも
どうなのかなと考えるようになりました。
有給取得は権利なので、、、
振り返ると、
ここら辺が自分が円満退職ではなかった原因かなと思います。
妥協できないもの
あとは、
正直、辞めると伝えてから退職日まで3ヵ月以上期間があるのは、
地獄でしかないと思ってたので、、、。
とまぁ色々ありましたが、
当初条件提示どおりのスケジュール感で
退職することができました。
(退職交渉を踏まえたうえで)理想の退職スケジュール感
実際に自分で退職交渉を行ってみて、
上司のリアクションや当時自分が感じたことなどを踏まえて、
考える理想の退職スケジュールはこんな感じかなと思いました。
(そんなことできるのかというのは抜きにして(笑))
転職活動の意向を上司に伝える
転職を考えている意向を上司に伝え、転職活動をさせてもらうという上司への報告
※そんな報告したらその時点で止められるに決まってますが、、、
上司目線からするとその方が円満に退職させやすいとのこと。転職活動の進捗状況を随時報告
採用面接のフェーズ(何次面接なのか)を随時報告して、転職する確度を上司に共有する
内定後の速やかな報告
内定後は上司に速やかに報告して、退職日などスケジュール感を共有のうえ、
現職の引継ぎ状況なども加味しながら、スケジュール調整していく。
※これは私もそのような感じでスケジュール調整したのですが、
転職活動しているのかさえ分からない奴から突然転職すると言われ、
そんなスケジュール調整しようとしても、もはや聞く耳を持たれていなかったと思います。
(それはそうだとは思う反面、仕方ないよなぁと思いました。これの正解は自分でもわかっていません。)しっかりした引継ぎ後の退職
上司が希望する引継ぎ期間のあとの退職
※ここは難しいのですが、そろそろ上司が転勤間際だとすると、
そのタイミングに合わせてくることもありますし、
人事異動で退職する自分の代わりの人間が来るまで待たされる可能性もありますし、
色々考えると、上司が希望する引継ぎ期間は
上司目線での希望でしかなく(自分のことしか考えていない)、
自分のことなど微塵も考えていないと思います。(それはひとそれぞれだと思いますが)
このスケジュールを踏んでも、
自由に転職活動ができる文化が社内にあれば良いのですが、
そんな会社なかなかないですし、
それを許容できる上司もなかなかいないと思います。
部下が転職することは上司の管理不足ということで、
上司の評価に傷が付く社内風土、社内評価となっているからです。
転職が「悪」
会社に残るのが「善」
という文化が日本の大企業を中心にまだまだ根付いているのではないかなと思います。
ここが変われば、人材もより一層流動的になりますし、
企業も人が流れないような(この会社で働きたいと思うような)工夫や取組みが
より一層活発化するなど、良い流れになっていくと思います。
企業も積極的に「変化」して「人から選ばれる企業」になれなければ
淘汰されていく時代になると思います。
最終出社日(実質退職日)
ということで、円満では無いものの、
色々とありましたが、
いよいよ最終出社日を迎えました。
退職する旨を上司に伝えて以降、
自分の所属するグループの方々以外は、
退職することを伝えていませんでしたし、
伝えるつもりもありませんでしたが、
やはり風の噂で、伝えてない方から
一定数連絡が来ました。
お祝いの言葉のみならず、どうやって転職したのか、
何が不満だったのか、はたまたこの期に及んで文句や嫌みを言ってくる人などなど
別れ際の対応がその人の本性が出るなと感じた瞬間でした。
内定が決まった瞬間から、引継ぎなどを諸々行い、
一週間前には机の中は空っぽ状態にしました。(それはそれで反感を買ったのですが、、、)
定時になった瞬間、皆さんに挨拶周りをしてさらっと帰りました。
このときも、席を立って温かいお言葉を頂ける方や
パソコン作業をしながら目線も合わせず挨拶する方など
様々でした。
正直、関係性の濃淡によって対応も異なるとは思いますが、
仮に関係性が薄かったとしても、不快な思いをさせるのは
違うよなぁと感じたので、反面教師にしたいと思います。
ということで、定時にさらっと上がり最終出社日終了。
何も名残惜しさを感じませんでした。
改めて、会社への愛着が無かったのだなと思いました。
ただ、一つ誤解の無いように言っておくと、
「銀行業務」は他の民間企業と比較してもかなり特殊ですが、本当に貴重な経験をさせて頂きました。
特に地元地域で頑張っている中小企業を中心とした融資業務は若いながらも経営者の方と色々とお話し
させて頂き、本当に勉強になりましたしより一層経営者の方々をリスペクトするようになりました。
事業を継続させていくこと、従業員を雇うこと、取引先との関係性を構築することなどなど、
経営していくというのがこんなに大変なんだな肌身を持って感じました。
そういうことを感じさせてくれたこの仕事は、大変重要で責任の想い仕事だと改めて実感しましたし、
フィンテックなどの台頭により銀行がどんどん淘汰されている時代になっているとは思いますが、
地元地域で頑張っている企業に膝を詰めて、一地元企業として責任を持って資金(血液)を供給する
ということの重要性・信頼性は新しい時代が来ても取って代わられてはいけないものでかつ、
そうならないように銀行も「あるべき銀行像」を常に自問自答しながら胡坐をかかずに目指していかないといけないと思います。
そのぐらい銀行業は素晴らしいものだと思います。
また、銀行員時代にこんな出来損ないの自分に色々と関わって頂き、そして色々とお世話してくださった各上司、先輩、後輩、パートの皆様には本当に感謝しかありません。
銀行に勤める方々は優秀だと思いますし、銀行員一人一人と個別にお話しすると皆さん優しい方々ばかりだと思います。
ですが、私は銀行が嫌いでそこにいると自分がどんどんダメな人間になっていくと思い、この度転職することにしました。
なぜ嫌いになったのか、
銀行の「業務」や「人」にもそれぞれリスペクトを持っていたのに、、、
それは、銀行の風土や悪しき習慣や考えが根強く残り、そのせいで
仕事や人間関係がどんどんつまらないものになっていってしまったからです。
銀行は減点方式かつ体育会的な雰囲気が蔓延しています。
そのせいで、業務や人は良いのに社内風土やくだらない評価により
全体的に掛け算をすると自分の中ではマイナスとなってしまいました。
例えばどんなところに嫌気がさしたかというと、
- 顧客目線ではなく銀行目線での活動
支店のため、支店長のため、上司のため、自分のため、出世のため・・・という考えが強く一定程度お願いセールスが存在し、
みんな違和感を感じながらもしょうがないよねという雰囲気・空気感
「雨が降っているときに傘を貸さず、晴れているときに傘をさす」現象がしばしば - チャレンジしろというものの失敗したときの責任の所在をしっかり追求する
積極的にチャレンジしろという指示命令は良く飛んでくるが、成果や費用対効果などばかりに目が行き、長期的な目線での種まきができる
雰囲気はゼロ ⇒チャレンジした人は馬鹿を見る状態 - 役員、支店長など権力者に対する異常なまでの忖度、従わなければならないという空気感
役員、支店長などの上の命令は絶対だという空気感が、「善良な銀行員」を悪くしてしまう
尊敬していた上司や先輩も上からの指示・命令で、自分の想いを押し殺し何が何でも業務を遂行しようとしてしまい、
信頼を無くしてしまうケースが多々ある。(これは非常によくあるケースで、言われたことに対して自分の意見としてはNOなのに
意見することもなく、上から見切られるのが怖いので自分を押し殺して周りに迷惑をかけながらも業務を遂行しようとしてしまう)
⇒プライベートでは(仕事に関係ない時には)「優しくて良い人」なのに、仕事だと「くそ野郎」になってしまう銀行員が多すぎる
⇒自分の身の回りさえ良ければいいという考えの人が多すぎる=「縦割り組織の形成」=チームワークゼロ - 同じ会社の人間同士なのに平気で人を売る人が多い
敵は身内(会社)にありという状態であり、人が困っていても助けないしむしろこいつは出世競争から脱落した(ライバルがいなくなった)
という風潮が蔓延している - やりとりする社内の人間に対する態度は、その人がストレートで出世しているか遅れているかで変える
その人の個性や人間性ではなく、その人が銀行内で評価されているかいないかで態度や言動行動を変えるという差別を平気でしている
一度でも出世競争でつまずいた人間は第一線に戻れず、以降は一つ下の世代との競争に参加することになり、いかに遅れを防ぐかという
状況になってくる - 評価されている人間は自分が偉いと勘違いする人間が多くいつの間にか周りから嫌われているという事実
評価されている人は自分より評価されている人には媚びへつらい、自分より評価されていない人には冷たい態度を取るという態度が
当たり前となっている
⇒(評価されている人の特徴)
性格が悪く、何事にもチャレンジせず、リスクヘッジが上手、空気を読むのが上手い、忖度力が高い
⇒(評価されにくい人の特徴)
諦めている人が多いので総じて性格は良い人が多い、自分のせいにされやすい
などなど、振り返ると色々浮かんできます。
優秀な人材はいるのに、自分たちで殺し合いをしている感じです。
そんなことをしているから、銀行はよく浦島太郎状態になります。
本当にもったいないです。
最後に
ということで、
ちょっと脱線しましたが、
無事内定も貰い退職することもできました。
嬉しさもある反面、偉そうに聞こえるかもしれませんが
自分が銀行を変えることができなかったという悔しさもあります。
なので、自分を手放した(自分に愛想を付かされた)銀行には
大きい損失だと感じてほしいなというのが、正直な想いです。
そう思われるように、次の職場で活躍して見返したいと思います。
そんなにすぐに活躍できるとは思っていませんし、
むしろ最初はかなり辛い思いをするだろうなとは思っていますが(実際そうです(笑))
30代にしてまた新人に戻った気持ちで頑張らなければいけないなと感じています。
ということで、気持ちを新たに頑張ります!
私と同じような悩みやもやもやを持っている方々にとって
少しでも参考になればうれしいです!
最後まで見て頂き、ありがとうございます!
これで転職シリーズは一旦終了となります!!
もし一人でも見てくれていた方がいれば、
本当にありがとうございます!
これからも色んなことを発信していきたいと思います!
(余談)
転職後は収入も下がるので、また当分住宅も購入できそうにありません(笑)
(家族には申し訳ないです。)
※前職時代は自分の銀行で住宅ローンを組みたく無く、
住宅ローンを組むと一生勤め上げなければならない恐怖があったので
住宅購入できませんでした。
転職して、改めて自分の価値・特徴は何なのかというのを
探す旅が始まります。
いつか自分はこういうことができる人間だと胸を張って言えるようになりたいと思います!