転職した経験のあるみなさんはどんなときに成長を感じましたか?
もしくは転職して間もない方はまだ成長を感じていないかもしれません。
でも、安心してください。
私も転職組ですが、未だに成長を実感したことはないです。
むしろ今でも転職したことを後悔しそうになったりもしています。
個人的には、転職先で成長を実感できるようになれば転職は失敗ではなかったと思えるようになれるのではないかと考えています。

成長を実感する瞬間や基準は正直個人差があると思います。
意識が高い人や理想が高い人ほど成長を実感するための基準が高く、なかなか成長を実感できない悩みを抱えている人が多い印象があります。(その理由もあって成長するために選択肢として転職を選んでいる人も多い印象です)
「成長を実感する瞬間」というのは1社目でも2社目でも正直同じポイントだと思います。
なのでその成長を実感する瞬間はどんなときに感じてきたのかを新卒時代の自分の体験も踏まえながら振り返っていこうと思います。
一人でできる仕事が増えたとき
これは王道だと思います。
一人で仕事をできるようになったということは、「仕事を覚えることができた」という証明になります。
そしてできる仕事が多くなってきたときに、これまでの自分を振り返ってみると覚えた仕事が何個もあることに気付きます。
それを見て、こんな自分でもこれだけ仕事ができるようになったのかと初めて自信に繋がります。
これは仕事の「質」ではなく「量」をある程度夢中にこなして、ふと振り返った時に自信なっているパターンです。

褒められる機会が増えたとき(社交辞令ではなく)
仕事で褒められると嬉しいです。
そしてそれが社交辞令ではなく、本当に褒められたとき(正確には本当に褒められたと自分自身が認知したとき)非常に嬉しくテンションが上がるのではないでしょうか。
その嬉しさが落ち着いてきたころ、冷静に自分を振り返ると褒められるまでに自分は仕事ができるようになったんだと感じ、それが成長を実感するタイミングになっていると思います。
「褒める」ことは良いことです。
自分自身も褒められると嬉しいので、できる限り自分も人を「褒めれる」人間になりましょう。
社交辞令ではなく、感謝・関心などそこらへんの感情できちんと部下や後輩などに嫌みなく褒めましょう。

他部署の人と仕事をして良い感じで顔見知りになったとき
これも成長を実感する瞬間ですね。
通常あまりやりとりをしない部署の人と良い感じで会話ができるようになると、自分は成長したなと感じやすいのだと思います。
それはなぜかというと、「有名人と知り合い(友達)だと自慢したくなる理論」だからだと思います。
>「有名人と知り合い(友達)だと自慢したくなる理論」
こちらについて少し説明します。
有名人と知り合い(友達)だとついつい自慢したくなると思います。
それは「自己顕示欲」が高いからです。
言い換えると、有名人と知り合い(友達)な俺ってすごいだろってことです。
ですのでその理論と同じで、他部署の人と仕事しててなおかつその人たちと仲良い関係を築けている自分ってすごいだろということです。
でも実はこの理論、自分自身は何もすごくないのです。
すごくないは言い過ぎかもしれませんが、こんな理屈で自信につながっているのだと思います。
仕事で関わる人間が増えた≒自分の仕事も少しずつ大きくなってきたかも→自信につながる
逆に言うと、それで自信につながるのであれば、他の部署の方と絡まないといけないような仕事にチャレンジしてみるのも良いでしょう。

頼られている感を感じたとき
私は仕事で頼られると嬉しいです。
多くの人は、頼られると嬉しいと感じる人は多いと思います。
頼られるということは、以下のような思考回路から成り立っていると思いますので、結局は信頼できる人が頼られるということになります。
「頼られる」≒「相談しても良いと思える人」≒「仕事で信頼できる人」
この思考回路があるからこそ、頼られたときに自分はこの人から信頼されているんだと疑似変換して満足感を得ているのだと思います。
その満足感があるので、今度はこちら側が頼ってくれた人を信頼し、その人のために頑張ろうという良い循環が生まれます。
ですので、「頼ること」は決して悪いことではなくむしろ良いことなのです。
ただし、どのような意図で「頼る」かによって良い方向にも悪い方向にも行くのでそこは気を付けないといけません。
悪い方向に行ってします頼り方の例を挙げます。
- やりたくない仕事を任せたい(だから頼る)
- 聞ける人が周りにいないから仕方なく(頼る)
- 相手が暇そう(だから頼る)
- 自分が仕事で忙しいしいっぱいいっぱい(だから頼る)
なぜこれらの頼り方はダメなのか。
理由は、自分本位の考え方だからです。
自分が楽をしたい、自分が忙しいから、周りの人間が自分より暇そうだから、すべて自分のことしか考えていないからです。
本来は、仕事を達成していくためにその人の力が必要だから頼るべきです。
この意図が伝わったとき、初めて良いチームワークが発揮すると思いますし、頼られた側もなぜ自分が頼られたのかを理解しやすいし単純に自分の力を必要としてくれたということに嬉しさを感じると思います。
なので、「仕事を達成していくためにその人の力が必要だから」感を感じたときに自分の成長を感じるのだと思います。
さいごに重要なこと
これまでどんなときに自分自身が成長を実感するのかを振り返ってきました。
この振り返ってきたことをもとに、現職(転職先)でも実践していけば自ずと自信につながっていくんだろうと思いますので、みなさんもこちらを参考に是非実践してみて自信に(自己肯定感の向上に)つなげてください。
そして最後になりますが、成長を実感する瞬間は人それぞれ十人十色です。
ただ共通して言えることがあります。
それは、「自分で自分を認めること」、「自分で自分を褒めること」が非常に大事だということです。
なぜか。
結局は自信が付く(成長を実感する)瞬間というのは、周囲の人の態度や反応、空気感などを総合的に判断し、自分自身で成長したなと判断しているだけだからです。
たからこそ、自分に厳しくするのもときには良いのですが、自分を認める基準、自分を褒める基準はできる限り低くしてあげると、よりハッピーに働けるのではないかと思います。
周りの人と比べて自分を認める基準・自分を褒める基準を作らないようにしましょう。
ということで、今回は以上にしようと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。