僕はこれまでの人生、
常に人と比べて・人の目を気にして
生きてきました。
そのおかげで、そんなに大きくレールを
外れることなく生きてこれたのかなと思います。
(比較的普通の人生を歩んでこれたのかなと思います。)
一方で、常にそんな風に生きてきてしまったので、
自分が思っていることを「空気を読んで」言わないように
しているときが多々あります。
本当のチームワーク・絆を作るには、
空気を壊してでも自分の思っていることを言わないと
いけないことを知っていますが、
言ったらどういう空気になって、誰の立場が無くなって
誰が嫌な思いをするかなど、色々と考えると、
結果として言わずに、自分の心の中にしまって
ずーっともやもやしたまま封印しています。
転職して、自分の思いをきちんと言えているであろう
人たちの特徴を見てみると、比較的次のとおりの方が
多い印象です。
- 偉い人
- (その会社で)勤続年数が長い人
- 実績を出している人(自分でもその自負がある人)
- 信頼されている人(自分でもその自負がある人)
- 総じて評価されている人(自分でもその自負がある人
だいたいここらへんかなと思います。
つまり三角のピラミッドで言うところの、
真ん中より上の方々かなと思います。
その事実を真ん中より上の人たちは分かっているんだろうか。
(低下層の人たちがきちんと意見を言えていない現状を認識しているのだろうか)
認識しているものの、そこまで重要ではないと
感じている人が多いのではないだろうか。
そんなチームは弱いし脆い。いかに個人力が
高い人がいても、チームでは勝てない。
弱者を軽視し(または育成できず)、チームは滅んでいく。
前職はどちらかというと強者の立場でしたが、
転職した今は弱者の立場となりました。
まぁ辛いです。
「弱者でも自分の意見を言えよ」
チームのためには双方にフィードバックは必要だからさ。
チームのためには双方のフィードバックは必要。
これが真理なのは理解しているものの、
弱者の声をバイアス無く聞ける人は
一体どのくらいいるのだろうか。
「空気を読める人間」ほどアンコンシャスバイアスはあるかもしれない。
やはり、偉い人・実績を出している・評価されている人などが
発言権があり、正しい風潮はある。
これも真理だと思う。
つまり何が言いたいかというと、
「チームのため」という名目のもと、
弱者も強者同様に自分の意見を言うことを求められている一方、
実際に発言した時にその言葉をどのくらいの人が同じ目線で
聞き入れているのだろう(ディスカッションできているのだろう)か
と、僕は常日頃感じています。
結局は矛盾している気がします。
言わなきゃ言わないで言われるし、
言ったら言ったで言われるし、
という感じです。
四方八方塞がりとはこのことかと思います。
解決策は「強者」になることしかないと思います。
つまり、実績を出したり・評価されたり・偉くなったり
するしかないんだろうなと思っています。
仮に自分が強者になった場合は、
弱者に対しできる限りフラットに意見できる環境や
寄り添う環境は作るものの、
それよりも弱者が強者に成長できるような環境を
整えてあげたいと思います。
誰しもが好き好んで弱者のままいたいと
思っている人はいないと思います。
だったら、弱者を強者に成長・育成する仕組み
体制を整えてあげるのが強者のすべきこと
引いてはチームのためになるのではないかと思います。
強者の人がすべきは、弱者にフラットに意見を求める
ことなんかより、弱者を強者にさせてあげることです。
その教育の一環として、
弱者でも堂々と意見を言うことを
求めるのは非常に良いと思います。
大体は弱者に意見を求めている理由は、
その人の個人の成長より、チームのために
という考え方の人が多いように思います。
これも正直矛盾です。
人の成長無くして、チームの成長・成果はありません。
良いチームの雰囲気・特徴とはという点だけ切り取ると、
「弱者もフラットに意見を言えるチーム」というイメージ感
だけが先行して、頭ごなしにそれを強要してその事実を
形だけ作りに行こうとしている人が多いです。
結局他人に興味ないのです。だから、その人個人の成長なんて考えないのです。
僕はたまたまサッカーをやっていたので、チームは個人の掛け算であることを
知っています。
まさに「One for all All for one」です。
チームとして同じ方向性、同じ熱量で楽しく・わくわくしながら
仕事ができることを願い、弱者の僕は強者になれるように頑張ります。
そして、弱者と共に成長できるチームを作ってみたいなと思いました。
※強者・弱者というネーミングが適切ではないと思いますが、
分かりやすいので今回使用させて頂きました。